
商品は水揚げ作業後、発送しますが、到着後も根鉢の乾燥には注意してあげてください。
また配送商品が植木と言うこともあり、枝折れや葉落ち、花実落ちが多少なりともあると思いますが、
植木自体には 問題ございませんのでご安心ください。
万が一、幹折れや株折れなど美観を損ねるような欠損がございましたら誠意を持って対応させていただきますので、
遠慮なくお申し出ください。よろしくお願いいたします。
★ご用意いただく物★
軍手
シャベル
ハンマー(支柱打ち込み用)
ハサミ
バケツかホース
腐葉土(分量:埋め戻す土の2、3割程度)
化学肥料(分量:2握り程度)
(*鹿沼土・・・土が粘土の場合)
1.5mの竹か細い杭
棕櫚縄か麻紐
※農園で管理していた樹木は、最初の植込み時は
必ずしも肥料が必要ではありませんので、ご自宅にあればで結構です。
移植後、最初の花が咲いたあとにお礼肥えをします。
********植える前に*************
植え込む1時間ほど前から根鉢に何度もバケツやホースなどで
水を与えて根鉢に充分ふくませてあげて下さい。
(水を含むと重くなりますので植える場所の近くで行う事をお薦めします。)
先ず、お届けした商品の根鉢が何に入っているか、ご確認ください。
(不織布、ビニールポット、麻布の3つのパターンがございます。)
●お届けした株が不織布の苗ポットに入っている場合、
カッターナイフ等で土から上の余分な部分を切り取り
根鉢が崩れない程度に側面と底の部分に出来るだけ多く
切り目を入れておきます。
(あまり刃を深く差し込まないように注意してください。)
剥がせそうな所があれば無理をしない程度に剥してください。

●ビニールポットに入っているものにつきましては、
ポットから出して、植えてください。
●麻布で根が巻かれた株につきましては、麻布や縄は解かずに
そのまま植付けてください。
麻布 |
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********植え方について*********
■植え穴を掘ります。
位置決めはとても大切です。実際に植木を仮置きして一番
眺めたい位置から植木の向きや雰囲気を確かめておいて下さい。
掘る穴の大きさは幅も深さも根鉢の1.5〜2倍を目安に
してください。
掘り出した土は小石やゴミを取り除きます
穴を掘る |
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※注意
掘り出した土が粘土質の場合は同比くらいの鹿沼土(量販店で購入可能)を
まんべんなく混ぜます。
■掘り出した土と肥料を混ぜます。
出来た土を、先ほど掘った穴の1/3くらいまで戻してください。
腐葉土(埋戻す土の2〜3割)と化学肥料(粒状)2握りを
埋め戻した土によく混ぜます。
そして、穴の中心が少し高くなるように手で小さな山を作ります。
(これは、植えつける際に根鉢自体を少し高めにする為と、
土を埋戻すときに土をしっかり押し込めるようにする為です。
根元部分の土を盛り上げて苗を植える理由は、根が十分に張れるように
するためであり、また水やりをしたときに、水が根元周辺に
たまらないようにするためです。水がたまると、茎や根を傷めることがあります)
土を1/3戻す |
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■植木を置いて高さ、向きを確認します。
高さは植えた際に植木周りに水が溜まらない様に少し高め
(地面から根鉢が5cmくらい出るくらい)にします。
向きもここで確かめておきます。(向きは重要です)
高さと向きを決める |
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■根鉢半分くらい埋戻してなじませます。
根鉢の半分くらいまで先ほどの土を戻し、バケツやホースなどで
水をたっぷり与えながら棒などでつつき土全体が水を含むように
なじませます。(泥土を作る感じです)
再度、向きや傾きを見ながら根鉢と土の間に隙間が出来ないよう
にしっかりとなじませてください。
(空気の層が出来て細根が枯れるのを防ぐためです)
埋め戻し |
水 |
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■残りの土を埋め戻します。
少し水が引いたら残りを埋戻して、拳でたたきながら
しっかり固めます。
若干の傾きは軽く踏み固める感じで調整しても大丈夫です。
さらに叩きながら植木がぐらつかないようにします。
最後に水鉢を作ります。水をあげる際に水が流れ出さないように
掘った穴の外周に防波堤を作ります。
バケツ一杯くらいの水が入るようにしっかり作って
あげてください。
防波堤が完成したらたっぷりと水をあげましょう。
防波堤がいっぱいになるまで与えてください。
■□■写真で見る、植込み順おさらい■□■

植えこみ完了です。
*****支柱で補助する**********
植え込んだ植木の大敵は「風」です。
やっと出てきた細根は成長に必要な水分や養分を一生懸命
吸い上げます。
でも風で根元がぐらつくと、細根が切れてしまいます。
風当たりの強い場所などは必ず、支柱で補助してあげてください。
1.5mくらいの竹や細めの杭を、斜めにしっかり打ち込み、
植木を固定してください。
最後にしっかりと杭と植木を紐で括ります。
支柱 |
紐で縛る |
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■ 土作り、支柱、植え方については下記ページもご参照下さい ■
こちらをクリック⇒「樹木の植え方一例写真」
*****水やりについて***********
基本的に根が張るまで(1年半くらい)と、根が張った後も
乾燥の激しい夏場は水を与えます。
与え方は水鉢に一杯くらい(バケツ一杯)の水を表土が乾燥したら
与えます。
夏は乾燥が激しいので毎日、朝と夜の2回くらい。
逆に冬は5日に一度くらいのペースで朝だけ、
春秋は2日に一度くらい・・。と言う感じです。
根が張るまでは「切らさず与えすぎず」とよく言われますが、
感覚をがんばってつかんで下さい。慣れれば簡単です
マルチングといって、表土に直射日光を当てないように
工夫すると良いです。特に花木などの場合は花の付き方や
西日の影響を防ぐのに効果的です。
例えば、寄せ植えで低木を植えたり、腐葉土やワラを敷いたりします。
※地植え、鉢植え共に、移植後、最初の1週間は、
毎日たっぷり水遣りをしてください。
その後1ヶ月も、季節・天候に合わせて、根が乾くことの無いよう、
しっかり水遣りをお願い致します。
植木鉢の場合は、地植えに比べ保水力が落ちますので、
特に乾燥に気を付けて下さい。
*******施肥について************
肥料は基本的に、2月と8月末に与えますがそれと別で3ヶ月に
一度くらいゆっくりと効く緩効肥料(化学肥料など)を軽く一握り
くらい表土に撒くと良いです。
肥料は鶏糞(けいふん)と化学肥料を同比で混ぜたものを
1〜2握り根鉢の周囲5箇所くらいに分けて埋めます。
(雨や水やりで養分が流れないようにする為に埋めます)
******害虫・消毒について*********
基本的に「オルトラン」「スミチオン」で大体の消毒は
大丈夫ですが、地域によっても付く虫や病気は様々ですので
「この虫なんだろう?」と思ったら該当する商品を園芸店で
探してみて下さい。
デジカメや携帯で写真に撮って店員さんに聞いてみると
見つけやすいと思います。
(商品の容器に書いてある絵や写真は微妙に違って見えます)
【鉢植えの場合(補足)】
鉢に植える場合も、基本的な作業は同じです。まずは上記の内容をよく読んだ上で、
以下の補足文をお読みください。
■植え込む前に、根鉢にしっかり水をやっておきます。
■鉢の底にある穴を網など水が抜けるものでふさいでください。
■その上、鉢底を覆うように、排水用の鉢底石を入れます。
■鉢の半分くらいまで、土を入れます。
■苗の根鉢をそっと土の上に置き、高さを確認します。
■苗木を支えながら、土を周囲にに入れていきます。
■土を手で押さえて、しっかり土を根の周りに押し込んであげてください。
■土が沈んだら、土を足して、再度土をしっかり押し込んでください。
■水をしっかり遣ります。水が鉢底から抜けると、また土が沈みこみますが、土の層
の中に入っていた空気がなくなってきた証拠です。土表土が沈んで、根鉢の上が出て
くるようであれば、また少し土を加えてあげてください。
■支柱・肥料などは、庭植えと同様です。
長々と書きましたが、「水」や「肥料」は与えてやれば、
わざわざ遠くへ根を伸ばして栄養分を探さなくても良いので、
樹形や樹勢も綺麗にまとまります。
ただし「水も肥料も季節に応じて量を変える」が肝心で、
与えすぎても良くありません。真夏に肥料を与えるのもいけません。
しっかり根付いた後は、病害虫の早期発見につながるよう、
観察してあげてください。
こまめに世話をしてあげる程、それに答えてくれるのが
植木だと思います。
まだまだ詳しく書けば色々ありますし、育て方は人それぞれですが
時間があればインターネットや文献で調べてみて下さい。
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